サンスベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の育て方

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の基本情報

科名:キジカクシ科 Asparagaceae
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属名:リュウケツジュ属(ドラセナ属)
   Dracaena または Dracaena sect. Sansevieria
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学名:Dracaena angolensis ‘Mini Boncel’
   D. angolensis ‘boncellensis Petit’
   D. angolensis ‘boncellensis Super dwarf’
   など
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異名(Synonym):
Sansevieria cylindrica var. patula ‘Mini Boncel’
(または Sansevieria cylindrica ‘Mini Boncel’ )
S. cylindrica var. patula ‘boncellensis Petit’
(または Sansevieria cylindrica ‘boncellensis Petit’ )
S. cylindrica var. patula ‘boncellensis Super dwarf’
(または Sansevieria cylindrica ‘boncellensis Super dwarf’ )
など
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別名:サンセベリア「ミニ・ボンセル」
   サンセベリア「ボンセレンシス・プチ」
   サンセベリア「ボンセレンシス・スーパードワーフ」
   など
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英名:Sansevieria ‘Mini Boncel’
   Sansevieria ‘Boncel Mini ‘
   Snake plant ‘Mini Boncel’
   Cylindrical snake plant ‘Mini Boncel’
   など
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原産:アンゴラ
  (D. angolensisの原産
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高さ:5㎝~6㎝
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耐暑性:強い
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耐寒性:弱い
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サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の特徴

サンセベリア「ミニ・ボンセル」(または「ボンセレンシス・スーパードワーフ」)はキジカクシ科ドラセナ属の一種で、ドラセナ・アンゴレンシス(旧サンセベリア・キリンドリカ)の園芸品種の「ボンセレンシス(Sansevieria cylindrica ‘boncellensis’)」の極矮性品種です。

棒のような葉を伸ばし2m近く成長する野生種の面影はほぼなく、株の大きさは大きくなっても6~7㎝程度で、子株を出しながら群生株に育ちます。

品種名については交錯しており、「ミニ・ボンセル」の他に「ボンセレンシス・スーパードワーフ」「ボンセレンシス・プチ」「ボンセレンシス・ドワーフ」などの名も見られ、形態的な特徴に大きな違いがなく同品種が様々な名前で流通しているようです。

海外サイトでも「Mini Boncel」「Boncel Mini」「Dwarf Boncel」などの名前が散見され(品種名というより各サイトや販売サイトなどで「小さなボンセル」という特徴を言い換えていることも多いようです)、ボンセレンシスの小型種である「Baby Boncel」よりコンパクトなどの説明も見かけます。

どの品種名でも株姿や生育上の特徴はほぼ同じで、陽が入る窓辺であれば簡単に育てられ、極めてコンパクトな株姿は場所をとらずミニサイズの観葉植物として楽しめます。

※なおドラセナ・アンゴレンシス(Dracaena angolensis)は、以前はサンセベリア・キンドリカ(またはシリンドリカ=Sansevieria cylindrica)としてサンセベリアに分類されていましたが、分子系統学研究から他のサンセベリアとともにドラセナ属(Dracaena sect. Sansevieria)に編入されています。

本サイトの学名などは「Kew science」の「World Chechlist of Selected Plant Families(WCSP)」を参考にしています。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の管理と置き場所

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」の特徴的なコンパクトな株姿に育てるには十分な日光量が必要です。

気温が高く生育が活発な5月~9月(暖地では4月~10月)は屋外の陽当たりの良い場所で育てて、気温が低い時期は室内の良く陽が当たる窓辺に置きます。

また屋内で育てる場合は年間通して良く陽が入る場所が良いので、東側や南側などある程度直射日光が当たる窓辺が良いです。

寒さは他の多肉質ドラセナ(旧サンセベリアの仲間)や多肉植物などの中では比較的強い方ですが、極度の寒さは枯死する場合があります。

寒冷地や温暖地でも冷え込む地域は、冬場は窓辺から離した場所に移動します。

葉質が固く株内の水分の内包量も多いため、冬期は断水することで耐寒性が上がります。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の年間管理表
 
サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の植え替え

サンセベリアの仲間(多肉質ドラセナ)は株元から地下または匍匐するように根茎を伸ばし新しい芽を出し株が増えていくことが多いですが、「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」は親株の隣に子株がでるため、鉢を覆うほど株が増えたら適宜植え替えを行います。

植え替え時期は5月~8月の気温が高い時期に行います。

9月以降に植え替える場合は冬までに根を張りきることができず根腐れにつながりやすいので、極力小さめの鉢に植え替えるか、次年の5月まで待って植え替えます。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の用土の選び方

市販の多肉植物の培養土かサンセベリア用の培養土で植え替えできます。

特に冬期の土の多湿を嫌うため、塊根植物などにも使えるような排水の良い用土が良く、ブレンドする場合は硬質赤玉土小粒:軽石小粒:鹿沼土小粒:ヤシ繊維=4:2:2:2の土に植え替えもできます。

観葉植物の土に軽石や鹿沼土を混ぜて排水性を高めて植え替えることもでき、観葉の土:軽石:鹿沼土=6:2:2で配合します。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の水やり

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」は他のサンセベリアの仲間(多肉ドラセナ)と同じく夏型の多肉植物と同じ水やりで管理します。

冬期は室内の寒さにもよりますが、寒い場合は断水して全く水を与えません。

一方で比較的長い時間暖房している場合は葉と土表面が湿る程度に霧吹きを行い乾燥対策をします。

また床暖房など昼夜問わず低温の場合は、年間通して一定の水やりを行います。

室温が高まる4月あたりから徐々に水やりを開始しますが、4月上旬~中旬にかけては霧吹きで軽く土を湿らせる程度に水を与えます。これは冬期断水している場合は水を吸うべき細根は枯れているためです。

5月以降屋外に出す場合は、一般的な花や観葉植物と同じ水やりとなり、鉢の表面が乾いたら鉢下から水が出てくるまでたっぷりと与えてください。

室内に置く場合は、屋外ほど乾く速度が速くないため、鉢土の表面が乾いてから5日~2週間後あたりで水を与えるか、鉢の重さが軽くなったのを目安に水を与えてください。

特に家屋の気密性とエアコンの機能が高まり、夏場の室温が低い場合があるため、季節を目安に水やりの回数を変えるのではなく、あくまで土の乾き具合に応じて水を与えてください。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の肥料の与え方

肥料は生育期間中の5月~9月までの期間で与えます。

屋外に置いている場合は緩効性の置き肥を2か月に一度と液体肥料を月に1~2度与えます。

屋内の場合は成長速度も遅いため、2~3ヵ月に一度緩効性の置き肥を与えるか月に1回液体肥料を与えます。

肥料を与える量はお持ちの肥料の説明に準じたほうが良いです。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の手入れ

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」は特別な手入れは必要ありませんが、古い葉が枯れた際には取り除きます。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の増やし方

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」は「株分け」で増やします。

株分け

株分けは5月~8月あたりに行います。9月以降も株分け可能ですが、冬までの期間が短くなり発根などに不利なため、なるべく生育期間初期に行うことがお勧めです。

まず鉢から株を抜き取り土を崩します。親株の付け根から短い根茎が伸びて子株が出ているので、根茎ごとに切り分けて植え替えします。

切り分け後、切り口に殺菌剤をまぶして乾いた土に植え替えて5日~1週間後から水を与えるか、切り分けた株の切り口を日陰で4~5日ほど乾かしてから植え替え・水やりを行います。

サンセベリア「ミニ・ボンセル」「ボンセレンシス・スーパードワーフ」等の病害虫

比較的病害虫も少なく管理しやすい観葉植物ですが「カイガラムシ」が発生することがあります。

害虫

「カイガラムシ」
葉や葉の基部などに発生しやすく、風通しや陽当たりが悪い場合に発生しやすくなります。

幼虫は足があって移動しますが、親虫は足が退化し葉に固着して吸汁しながら産卵して増えていきます。

大発生すると葉色が著しく悪くなり、吸汁害虫のためすす病などを併発することがあります。

退治・治療方法

「カイガラムシ」は大まかな親虫を布などで拭きとり、市販の薬剤またはスプレー剤で「観葉植物」と「カイガラムシ」が対象になっているものを使っていけば退治できます。

またアセフェートやクロアチニジンの粒剤を定期的に鉢にばら撒いて予防ができます。

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