ジャカランダ(キリモドキ)の育て方

 ジャカランダ基本情報

科名:ノウゼンカズラ科 Bignoniaceae
————————
属名:キリモドキ属 Jacaranda
————————
学名: Jacaranda mimosifolia
————————
和名:キリモドキ(桐擬き)、シウンボク(紫雲木)
————————
原産:中南米
————————
開花時期:5~6月
————————
高さ:10m~20m
————————
耐暑性:強い
————————
耐寒性:弱い
————————

 ジャカランダの特徴

ジャカランダは「世界三大花木」の一つにも数えられ、5~6月に爽やかな青紫の花を咲かせます(他の2種はホウオウボクとカエンボク)。樹高は10mを超える落葉高木で一斉に開花した姿は目を見張るほどの存在感があります。

葉はネムノキのように小さな葉が集合した形をしており、花だけでなく葉も爽やかな雰囲気があり観葉植物としての魅力もあります。

通常ジャカランダと私達が呼ぶものはキリモドキ(ジャカランダ)属の一種であるキリモドキ(Jacaranda mimosifolia)を指します。

 ジャカランダの管理/置き場所

冬に霜の降りない温暖地域でない場合は地植えは難しく、基本的に鉢栽培をおすすめします。

陽当たりの良い場所を好むので、春から秋までの葉がある季節は基本的に屋外で育ててください。冬は霜が強くない温暖地域ならば屋外屋根下に置き、霜や寒さが強い地域は屋内に取り込みます。(強い霜にあたると開花できなくなります)

なお花芽は霜で枯れますが、樹木本体は-7℃までは耐えることができますので、庭木の落葉木として葉の観賞用にすることはできます。

 ジャカランダの苗/種類選び

先述したとおり10mを超える高木で、開花のためには霜に当たらないようにするなどの条件も必要なため、温暖地域以外では実生株(種からの株)を開花するまで育て上げることが難しくなります。

そのため株がコンパクトな品種の「日南ブルー」や、接木で開花を速めた株を育てる方が良いかもしれません。

 ジャカランダの育て方/年間管理
 ジャカランダの開花/剪定

ジャカランダの開花は5~6月で、前年伸びた枝に花芽が付きます。そのため剪定は花後すぐに行う方が良く、夏や秋に剪定する場合は枝を全部切り落とすような剪定は開花できなくなることがあります。そのため咲かせるために剪定しない枝と開花を諦めて剪定する枝とのバランスを考えて剪定すると良いです。

また冬場は寒さで枝が枯れこむこともありますので、剪定は控えた方が良いです。

 ジャカランダの植え替え/庭への定植

ジャカランダの植え替えは冬季と盛夏をさけて5~6月か9月あたりがお勧めです。

また庭への定植は寒くなるまでに十分根を張らせたいので、寒さが明けた4~5月の植え替えが良いです。

 ジャカランダの用土の選び方

排水の良い用土で植え替えてください。一般の花と野菜の培養土では水持ちが良すぎるので、観葉植物用かバラ用などの排水性を意識した樹木も植えられる培養土で植え替えた方が良いです。

あるいは自分でブレンドする方は赤玉土小粒:腐葉土=7:3の土に植え替えもできます。

 ジャカランダの水やり/肥料の与え方

基本は鉢土の表面が乾いたら、鉢下から水がでるくらいたっぷりと与えてください。

肥料やりは生育が始まる5月から8月あたりまで緩効性の置き肥を鉢土の上に与えるか、液体肥料を水やりの際に与えてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする