コニファー「フィリフェラオーレア」の育て方

フィリフェラオーレアの基本情報

科名:ヒノキ科 Pinaceae
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属名:ヒノキ属 Cupressaceae
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学名: Chamaecyparis pisifera“Felifera Aurea”
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原産:(園芸品種)
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開花時期:(年間通して葉を観賞)
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高さ:30㎝~5m
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耐暑性:強い
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耐寒性:強い
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フィリフェラオーレアの特徴

フィリフェラオーレアは常緑性のコニファーの一種で、日本に自生するサワラの園芸品種です。

暑さ寒さに強く、十分な光量が当たることで葉色が色鮮やかな黄色味を帯びます。

葉は下垂するように茂り、剪定などで樹形を整えることで、グランドカバー、ボーダー、生垣など用途の多彩さも魅力です。

フィリフェラオーレアの管理と置き場所

フィリフェラオーレアは陽当たりの良い場所では、葉色が鮮やかな黄色になり、秋の夜間温度が下がる季節からオレンジ色が混ざることで、より色味が複雑になります。

一方で陽当たりの悪い場所でも良く育ちますが、葉色は黄緑色となります。

本来は3~5mの大きさになるコニファーですが、剪定などで樹形をコントロールしやすくボーダーから生垣のような低木~中木としての演出もでき、短期であればグランドカバーにもできます。

フィリフェラオーレアの年間管理表

フィリフェラオーレアの植え替え

暑さや寒さに強いですが、乾燥には弱いため極度に乾燥する場所や土質は苦手です。苗木を購入後は早めに植え替えて、水を渇きによる痛みが起きないようにしてください。

また鉢植えの場合は根詰まりにともなって水の渇きや根の傷みが発生するため、根詰まり状態で放置は避けてください。

他のコニファーと同様に地植えからの堀り上げを嫌いますので、地植えの場合は定位置を決めてから植え替えて下さい。

フィリフェラオーレアの用土の選び方

乾燥は嫌いますが、過湿が好きというわけではないので、保水・排水の良い用土で植え替えます。

一般の花と野菜の培養土で植えても構いませんが、培養土に赤玉土の小粒や軽石の小粒等を2割混ぜるなど排水性を上げて植え替えると良いです。

ブレンドする場合は赤玉土小粒:腐葉土=7:3の土に植え替えてください。

地植えの場合は完熟の牛糞または馬糞堆肥と肥料を土に混ぜ込んでから植え付けます。

フィリフェラオーレアの水やり

フィリフェラオーレアは一般的な花苗や樹木の水の与え方に準じます。

鉢植えの場合は基本的に鉢の表面が乾いたら鉢下から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

庭植えの場合は、植えた直後にたっぷりと水を与えた後は、梅雨前までは晴天が続く場合のみ水を与えます。

一度根を張ると夏までは水やりをしなくても元気に育ちます。一方で夏場は晴天の日の夕方あたりにたっぷりと水を与えてください。

二年目以降は夏で晴天が続くような場合を除けば、基本的に天候任せで大丈夫です。

フィリフェラオーレアの肥料の与え方

肥料はあまり必要としませんが、葉色や生育のために、鉢植えならば春・秋の年2回、地植えならば春に年一度与えます。

肥料を与える量などはお持ちの肥料の説明に準じたほうが良いです。

フィリフェラオーレアの剪定/刈り込み

フィリフェラオーレアは剪定により樹形を整えやすく、グランドカバー、ボーダー、生垣、庭木と様々な演出に使えます。

なお強く刈り込むことで数年間はグランドカバーとして演出することもできますが、年々木は太くなるためボーダーなどに演出の方向性を変えていった方が良いです。

コニファーの仲間は金属を嫌うため剪定後に刈り込んだ先端が茶色く枯れることがあります。

フィリフェラオーレアも同様に枯れ混むことがあるので、剪定後の枯れ混みが目立たないように、新芽が出始める少し前の2月中~下旬に行うと良いです。

フィリフェラオーレアの増やし方

フェリフェラオーレアは挿し木で増やせます。時期は3~5月あたりが良いです。

挿し穂を10㎝前後で切り、土に挿す下半分の葉を落とします。水につけて挿し穂に十分給水させて、湿らせた挿し木用土や赤玉土の小粒など清潔な土に挿します。

発根まで半年ほどかかることが多いので、保湿のため全体をビニールなどで覆い保湿します。また発根剤を使うことで発根率が上がります。

日陰に置き、乾くならば水を与えて管理します。新芽が出始めたら発根したと考えられますので、根を傷めないよう土ごと苗を取り出し、植え替えします。

フィリフェラオーレアの病害虫

病害虫に強く、対策が必要なほどの病害虫はありません。

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