メランポジウム(メランポディウム/メランポジューム)の育て方

 メランポジウムの基本情報

科名:キク科 Asteraceae
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属名:メランポディウム属 Melampodium
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学名: Melampodium divaricatum
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原産:メキシコ~中央アメリカ
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開花時期:4~11月
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高さ:~80㎝
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耐暑性:強い
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耐寒性:弱い
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 メランポジウムの特徴

暑さに強く小さな黄色い花を次々咲かせ、夏場の花壇や鉢植えで楽しめる一年草です。また古い花の上に新しい花が咲くので花柄が目立つことなく手入れが楽という魅力もあります(このような性質をセルフクリーニングと呼びます)。

通常メランポジウムとして私たちが目にする種類は、キク科メランポジウム属の中のメランポジウム・ディバリカツム( Melampodium divaricatum)という種類かその改良品種を指します。

また当サイトではメランポジウムと呼んでいますが、メランポディウムだったりメランポジュームなどとも呼びますが、これは Melampodium の( dium )をどう読むかでの違いです。

 メランポジウムの管理/置き場所

メランポジウムは置き場所は陽当たりや風通りよく、排水の良い環境で育てて下さい。

気温の上がってくる3月~4月あたりから種を撒くか、4月~6月くらいに苗を入手して育てます。暑さに強くそのまま特別な管理も必要ないまま11月まで咲き続けます。

もし茂りすぎた場合は後述する「剪定(ピンチ/刈り込み)」の通り、刈り込むことで草丈を低くできます。

温暖地域では12月まで開花し続けますが、その後の寒さで枯れていきます。

 メランポジウムの年間管理表

 メランポジウムの用土の選び方

市販の花や野菜用の培養土でも大丈夫です。土の過湿が続くことを嫌うため排水の良い用土で植えてください。

またブレンドする場合は赤玉土小粒:腐葉土=7:3の土に植え替えもできます。

庭や花壇へ植え付ける場合は、排水性を良くするために完熟の牛糞堆肥や馬糞堆肥、腐葉土などを植えこむ周囲に混ぜてから植え付けてください。

 メランポジウムの水やり/肥料の与え方

水やり:メランポジウムの水やりは一般的な花の水の与え方に準じます。

鉢植えの場合は基本的に鉢の表面が乾いたら鉢下から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

また排水性の良い用土が好きですが、極度に乾くと下葉が枯れ混むなどの症状がでますので適度な水やりを行います。特に株が茂る7~9月では土の乾く頻度がかなり早いので水枯れしないように気を付けてください。

庭植えの場合は、植えた直後にたっぷりと水を与えた後は、おおむね雨まかせでも大丈夫です。

肥料:比較的低肥料でもよく開花しますが、植えるときの元肥や開花中の追肥な少量でも与えておくと生育と開花に良いです。ただし肥料過多や油粕などの窒素肥料を与えた場合は葉株が生育し、開花が悪くなることがあるので注意が必要です。

肥料を与える頻度はお持ちの肥料の説明に準じたほうが良いですが、鉢植えで置き肥を与えるなら月に1度は与えた方が良いと思います。

 メランポジウムの剪定(ピンチ/刈り込み)

苗の定植の際に芽の先端を切る(ピンチ)をして植えると株が充実するので開花に有利になります。もし購入した苗に花がついている場合でも花ごとピンチすることをお勧めします。

また7月~8月あたりで茂りすぎた場合は、全体的に半分くらいまで刈り込むことで高さや株張りを抑えることができます。ただし高温期の刈り込みで葉が残らないような切り方をした場合に枝の枯れ混むことがあるので、葉を残しながら刈り込みように気を付けてください。

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