レウコフィルムはピンクがかった紫の花が春・秋に開花し、シルバーの葉との対比がとても鮮やかで、寄せ植えの花材から花木としても魅力的な植物です。
ここでは挿し木に使うもの、挿し木の手順などを解説します。
レウコフィルムの基本情報
科名:ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
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属名:レウコフィルム属 Leucophyllum
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学名:Leucophyllum frutescens
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原産:アメリカ南西部~メキシコ
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開花時期:5~6月・9月~10月
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高さ:1.5m~3m
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耐暑性:強い
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耐寒性:やや強い
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レウコフィルムの育て方などその他の情報は以下のリンクを参照してください。
レウコフィルムの挿し木の準備
挿し木の適期
レウコフィルムの挿し木は5月~7月に行います。
挿し木に必要なもの
●良く切れるカッター(ナイフ)またはハサミ
●鉢(天挿し・管挿しで分けて挿し木する場合は2鉢以上必要)
●挿し木用土(鹿沼土小粒・赤玉土小粒など)
●挿し穂吸水用のカップと新鮮な水
●活力剤
●発根剤
レウコフィルムの挿し木手順
挿し穂の準備
切り取った枝を7㎝~8㎝程度の長さに切り分け、用土内に入る挿し穂下側の葉を数枚程度取り除きます。
なお切り分けた挿し穂のうち、先端側の挿し穂と先端以外の挿し穂で発根時期が異なることが多く、先端側を「天挿し」、先端以外を「管挿し」として分けて挿し木することがあります。
メネデールを入れた水を準備し、挿し穂を水に漬けて給水させます。
ルートンなどの発根剤を切り口周囲に薄く塗します。発根剤は植物ホルモンのため少量でも効果が得られます。
濃度が濃すぎると根の出かたに影響を与えるので、発根剤が付きすぎた場合は、軽くたたいて落とします。
または発根剤を薄めた溶液に挿し穂を浸すことで発根を促します。
挿し木の仕方
赤玉土の小粒や挿し木用土などを準備し、予め十分湿らせておきます。用土を湿らせる際や以降の水やりなど挿し木に用いる水はメネデールなどの活力剤を薄めたものを使うと効果的です。
挿し穂を直接差し込むと切り口が傷むので、挿す前に割りばしなどで穴を開けます。
挿し穂を数㎝分土に挿しこみ、周囲から土を寄せて挿し穂を固定します。
それぞれの挿し穂の葉が重ならないように挿し木し、上の画像のように天挿し・管挿しとして挿し木します。
または天挿し・管挿しで分けない場合は、全ての挿し穂が発根するまで十分時間をおいて移植します。
明るい日陰に置き、発根するまで(約1~2ヵ月)乾かないように管理します。
発根後の管理は、以下のリンク先「レウコフィルムの育て方」に準じて育てます。