リコリス・オーレアの育て方

 リコリス・オーレアの基本情報

科名:ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
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属名:ヒガンバナ(リコリス)属 Lycoris
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学名: Lycoris aurea
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原産:中国
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開花時期:9月~10月
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高さ:25㎝~50㎝
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耐暑性:強い
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耐寒性:強い
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 リコリス・オーレアの特徴

リコリス・オーレアはヒガンバナの近縁種で、ヒガンバナよりやや花弁が幅広く大きめで鮮やかな黄色の花を咲かせます。

学名はLycoris aurea(リコリス・オーレア)で種小名の「オーレア」はラテン語で黄色や金色を意味する形容詞です。

 リコリスの毒性と利用

ヒガンバナとその仲間は有毒です。リコリス・オーレアもリコリンなどをはじめとしたアルカロイドを含み、経口摂取で嘔吐などの症状が出て、多量摂取は命の危険がありますので注意が必要です。

また毒性を活かした利用法などもありますが、詳しくはヒガンバナを参照してください。

ヒガンバナの育て方

ヒガンバナの育て方

 リコリス・オーレアの管理/置き場所

リコリス・オーレアもヒガンバナと同じく陽当たりよく、風通りと排水性の良い環境で育てます。

リコリス・オーレアの花はヒガンバナと近い時期に開花しますが、ヒガンバナの開花期後半から咲き始めるためヒガンバナの開花後も咲いています。

秋の気温の低下とともに、花だけを咲かせて開花後に葉を出します。葉はその後、春までで続けて夏には枯れて休眠します。

リコリス・オーレアはヒガンバナよりは寒さに弱いようですが、東北以南であれば問題なく育つようですので、暑さや寒さに対してはとくに注意はいりません。

 リコリス・オーレアの年間管理表
 リコリス・オーレアの植え替え

葉が枯れて休眠する時期から、花が咲く前(9月上旬)までの植え替えが良いです。また植え替えの際に球根の分球なども一緒に行うと良いです。

地植えの場合はほぼ放置ですが、大群生した場合などは上記の時期に地面から堀り上げて植え替えてください。

鉢植えの場合は、数年間は放置で構いませんが、やがて鉢内が球根で埋め尽くされるので、分球も含めて植え替えを行います。

 リコリス・オーレアの用土の選び方

市販の花や野菜用の培養土でも大丈夫ですが、土の過湿を嫌うため排水の良い用土で植えてください。観葉植物用の土のような排水の良い土で植えた方が良く育つこともあります。またブレンドする場合は赤玉土小粒:腐葉土=7:3の土に植え替えもできます。

庭や花壇に植える場合は、完熟の牛糞堆肥や馬糞堆肥、肥料などを植えこむ周囲に混ぜてから植え付けてください。

 リコリス・オーレアの水やり

庭植えの場合は、植えた直後にたっぷりと水を与えた後は、おおむね雨まかせでも大丈夫です。

鉢植えの場合は基本的に鉢の表面が乾いたら鉢下から水が出てくるまでたっぷりと与えてください。

 リコリス・オーレアの肥料の与え方

リコリス・オーレアは地植えの場合それほど肥料を必要としません。一方で鉢植えの場合は肥料が足りなくなることで花が小さくなることがあるので、開花後から冬前までと、春から夏前までに2回は与えてください。

肥料を与える頻度はお持ちの肥料の説明に準じたほうが良いですが、鉢植えで置き肥を与えるなら月に1度は与えた方が良いと思います。

 リコリス・オーレアの増やし方

リコリス・オーレアは球根を分球することで増やします。

分球は植え替えの時期と同じく7月~9月上旬あたりに行います。1球ごとに分けることもできますが、小さな球根では開花できないことがあるため、直径2㎝以下の大きさの球根までは分けないほうが良いです。

 リコリス・オーレアの病害虫

病害虫に極めて強く、特別な対策は必要ありません。

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コメント

  1. 増田篤則 より:

    トラウビとオーレアは別では?
    トラウビ(ショウキズイセン)は日本と台湾、オーレアは中国が原産だったはずです。
    ちなみにオーレアも、オーレア・オーレアとオーレア・ラティフォリアが出回ってます。

    • green-flower より:

      ご連絡ありがとうございます。
      画像の植物の保有者に確認したところ一般流通しているオーレアとのことなので、再度調べた上で変更いたします。
      また誤植も見つかりましたので、併せてお礼申し上げます。
      なお御不都合でなければ文献や書籍をご紹介いただければ幸いです。