タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の育て方

タカノハススキ(鷹の羽薄)の基本情報

科名:イネ科 Poaceae
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属名:ススキ属 Miscanthus
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学名:Miscanthus sinensis ‘Zebrinus’
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和名:タカノハススキ(鷹の羽薄)
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別名:ヤハズススキ(矢筈薄)
   ミスキャンタス
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原産:園芸品種
(ススキは中国・朝鮮半島・日本列島・台湾原産)
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高さ:1m~2m
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耐暑性:強い
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耐寒性:強い
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タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の特徴

タカノハススキ(鷹の羽薄)は、葉に虎の縞模様のような白い斑が入るススキの一種で、古くから栽培されている園芸品種の一つです。

鷹の羽の模様が虎斑と同じく縞模様のため、和名は「タカノハススキ(鷹の羽薄)」という名が付いており、矢羽に鷹羽を使ったことから「矢筈模様」とも呼ぶため「ヤハズススキ(矢筈薄)」という別名もあります。

またその他のススキ属等とともに属名の「Miscanthus」から「ミスキャンタス」として店頭に並ぶこともあります。

ススキの園芸品種のため耐暑性・耐寒性ともに高く、荒れ地でも良く育つため栽培管理が簡単な多年草で、春以降の葉姿・秋の穂・冬の枯れススキと年間通して観賞できます。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の管理・置き場所

タカノハススキは陽当たりと風通しの良い環境が良いです。ススキの仲間は排水が悪い土質でなければ、あまり土質を選びません。

鉢植え・地植えともに育てることができますが、他のススキの仲間と同じく大きく育つため、地植えの場合は根域(根の張る範囲)を制限して株の大きさを抑えると良いです。

植え替えと刈り込みを除き、管理作業が少ないため環境さえ整えれば管理は極めて簡単です。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の年間管理表
 
タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の植え替え

苗を入手後二回りくらい大きな鉢に植え替えるか、地植えにします。

地植えの場合、極度に固く乾きやすい山砂・真砂土のみの場所や降雨後に水たまりができるような場所の場合は土質改良して植え付けます。

山砂・真砂土のみの場所に植えるときは植え付ける周囲の土に赤玉土小粒と完熟堆肥を2~3割ずつ混ぜて植え付けます。

一方で水たまりができやすい場所では山砂と堆肥類を2~3割ずつ混ぜて植え付けます。

越冬した株の植え替えは、2月~3月の休眠期間中で厳寒期を過ぎたあたりに行います。

鉢植えは基本的に毎年植え替えを行い、株が大きくなるため植え替え時に株分けを行うか、株を減らして植えなおします。

地植えの場合でも放置すると株が大きくなりすぎるので、数年に一度は掘り上げて鉢植え同様に株分けか株を減らして植えなおします。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の用土の選び方

市販の花や野菜用の培養土でも大丈夫です。ただし土の過湿を嫌うため土質によっては赤玉土小粒や軽石小粒などを1~2割程度混ぜて排水良く作り替えると良いです。

またブレンドする場合は赤玉土小粒:腐葉土=7:3の土に植え替えもできます。

地植えの場合、極度に固く乾きやすい山砂・真砂土のみの場所や降雨後に水たまりができるような場所の場合は土質改良して植え付けます。

山砂・真砂土のみの場所に植えるときは植え付ける周囲の土に赤玉土小粒と完熟堆肥を2~3割ずつ混ぜて植え付けます。

一方で水たまりができやすい場所では山砂と堆肥類を2~3割ずつ混ぜて植え付けます。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の水やり

タカノハススキの水やりは一般的な草花の水の与え方に準じます。

鉢植えの場合は基本的に鉢の表面が乾いたら鉢下から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

庭植えの場合は、植えた直後にたっぷりと水を与えた後は、おおむね雨まかせでも大丈夫です。植え付け1年目で夏場に雨が降らない日が続くようであれば夕方あたりにたっぷりと水を与えます。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の肥料の与え方

タカノハススキは肥料を与えなくても良く育ちますが、鉢植えの場合は肥料切れになることがあるため春~夏に緩効性の化成肥料を少量与えます。

ただし窒素肥料が多くなると葉の生育は良くなりますが、タカノハススキの場合は新葉の斑が少なくなるか斑が消えた葉が増えるので多肥を避けます。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の刈り込み

タカノハススキをはじめススキの仲間は株が大きくなりやすいので、5月~6月に株元数十㎝(鉢植えは20~30㎝・地植えは40~50㎝)を残して刈り込むことで株の大きさを抑えることができます。

ただし7月以降に刈り込むと秋の穂がでなくなることがあります。

冬にススキの枯れた風情を楽しんだ後、芽吹く前の3月あたりに枯れ葉を刈り込むと春からすっきりとした株姿で観賞できます。

もし冬に枯れススキを観賞しない場合は、葉が枯れた時点で刈り込むこともできます。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の増やし方

タカノハススキは株分けで増やします。

株分け

時期は植え替えと同じく2月~3月に行います。大きな株であればスコップやノコギリなどで半分~数分割して株分けします。

株をさらに細かく分割する場合でも、分けた後の株に根が付くように5~6株以上で株分けした方が良いです。

タカノハススキ(鷹の羽薄)/ヤハズススキ(矢筈薄)の病害虫

病害虫に極めて強いですが「ハマキムシ」「バッタ類」が発生することがあります。

悩まされるほどの被害は出にくいですが、もし被害が酷い場合は日陰や風通りの悪い状態になっていないかを確認し、環境を改善するだけで発生を抑えることができます。

もし被害が酷い場合は、市販のスプレータイプの薬剤で「草花」の登録と「ハマキムシ」「バッタ類」が対象になっているものを使っていけば退治できます。

またアセフェートやクロアチニジンを含む粒剤を株の周囲に撒くことで予防や退治ができます。

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