チェリーセージ「ホットリップス」の育て方

チェリーセージ「ホットリップス」の基本情報

科名:シソ科 Lamiaceae
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属名:サルビア属(アキギリ属)
   Salvia
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学名:Salvia ‘Hot Lips’
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異名(Synonym):
   Salvia microphylla ‘Hot Lips’
   Salvia x jamensis ‘Hot Lips’
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流通名:ホットリップス
    イチゴミルク
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英名:Salvia Hot Lips
   Sage Hot Lips
   Hot Lips sage
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原産:園芸品種
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開花時期:5月~7月・9月~10月
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高さ:~1.3m
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耐暑性:やや強い
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耐寒性:やや強い
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チェリーセージ「ホットリップス」の特徴

チェリーセージは、米国南東部~メキシコ原産のサルビア・ミクロフィラ(Salvia microphylla)とサルビア・グレッギー(Salvia greggii)、それら2種を交配したサルビア・ヤスメンシス(Salvia x jamensis)などを指し、枝が木質化する低木性のサルビア類です。

チェリーセージ「ホットリップス」は赤と白のバイカラーの花色が特徴のサルビアで、マクロフィラ種またはヤスメンシス種系の園芸品種です。

花の色は春・秋に赤白のバイカラーで開花し、夏は赤花か赤が多めの花色で開花します。日が短い春早くや秋遅くは白花に近い花色で開花することもあります。

「ホットリップス」は、イギリスの王立園芸協会(Royal Horticultural Society:RHS)により、ガーデンメリット賞(Award of Garden Merit/AGM:園芸利用できる植物のうち庭園への装飾等に卓越した利点のある種類や品種に対して授与される賞)を受賞しています。

チェリーセージ「ホットリップス」の管理と置き場所

チェリーセージ「ホットリップス」は他のチェリーセージ類と同じく陽当たりよく、風通りと排水性の良い環境で育てます。

開花期は5月~7月・9月~10月(暖地では11月まで)で、高温期はまばらに開花するか花を付けなくなり、気温が下がり始めると開花を始めます。

また耐寒性は品種によって差があり、およそ-5℃~-10℃くらいまでの耐寒性があります。

草丈・株幅ともに1~1.3m前後まで大きくなるため、鉢栽培の場合は定期的に鉢をサイズアップしながら根詰まりしないように育て、ある程度のサイズに育った株は地植えで育てます。

チェリーセージ「ホットリップス」の年間管理表
 
チェリーセージ「ホットリップス」の植え替え

植え替え適期は4月~5月・9月~10月です。苗や開花株を購入後、一回り大きな鉢、または花壇などに植え替えます。

鉢植えの場合は、成長にともない株に対して鉢が小さくなるようであれば、随時植え替えを行い鉢のサイズを大きくします。

ただし生育が旺盛で大きな株に育ち根詰まりも早いため、ある程度育った株は地植えにした方が管理しやすくなります。

地植えの場合は、陽当たりの良い場所に、排水良く根が張りやすいように土を作って植え付けます。植え付ける場所の周囲に完熟堆肥や完熟有機肥料などを混ぜ込んでから植え付けると良いです。

チェリーセージ「ホットリップス」の用土の選び方

市販の花や野菜用の培養土でも大丈夫です。またブレンドする場合は赤玉土小粒:腐葉土=7:3の土に植え替えもできます。

庭や花壇に植える場合は、完熟の牛糞堆肥や馬糞堆肥、肥料などを植えこむ周囲に混ぜてから植え付けます。

チェリーセージ「ホットリップス」の水やり

チェリーセージ「ホットリップス」の水やりは一般的な花の水の与え方に準じます。

鉢植えの場合は基本的に鉢の表面が乾いたら鉢下から水が出てくるまでたっぷりと与えます。

庭植えの場合は、植えた直後にたっぷりと水を与えた後は、おおむね雨まかせでも大丈夫です。夏場は雨が降らない日が続くようであれば夕方あたりにたっぷりと水を与えます。

チェリーセージ「ホットリップス」の肥料の与え方

チェリーセージ「ホットリップス」は地植えの場合はあまり肥料を与えなくても良く開花します。4月~5月の成長と開花が始まる時期に株の周囲に肥料を与え、夏の終わりから窒素成分を抑えて、リン酸成分が多めの肥料を与えます。

鉢植えの場合は肥料がきれることがあるので、開花中は花用の液体肥料を規定濃度に薄めて月に1回の頻度で与えます。

チェリーセージ「ホットリップス」の手入れ
花摘み

チェリーセージ「ホットリップス」は花穂の花がある程度咲き進むと脇から次の花が立ち上がって開花します。

咲き終わった花穂は切り取ることで、次の花が咲きやすくなるため、適宜花穂を切り取ります。

切り戻し

夏に株姿が乱れている場合は、株の半分まで切り戻しを行います。ただし、高温期に葉がなくなるほどの剪定を行うと株が傷みやすいため、葉が残るような剪定を行います。

株が大きく育つと株元から木質化していき、株元から芽が出にくくなるため、適宜枝を深く切り込みつつ新しい芽がでるようにします。あるいは早春で雪や霜の心配がなくなったあたりで、地上部分の枝を残しつつ強剪定することで根際から芽吹かせることもできます。

チェリーセージ「ホットリップス」の増やし方

チェリーセージ「ホットリップス」は挿し木で増やします。

挿し木は5月~7月あたりに行います。その年に伸びた新梢から先端部分を除いた3~4節ほどで切り取り、土に挿すところまでの葉を落とします。その後、挿し穂を水につけて給水させます。鹿沼土か赤玉土小粒のような清潔な土を準備し、水をかけて湿らせた後、挿し穂を1節以上土の中に入るように挿します。発根剤などを使うと成功率が上がるのでお勧めです。

日陰で水を与えながら管理します。新芽が出始めたら発根したと考えられますので、根を傷めないよう土ごと苗を取り出し、植え替えします。

チェリーセージ「ホットリップス」の病害虫
害虫

病害虫に強いですが「カイガラムシ」が発生することがあります。

「カイガラムシ」は葉の付け根や枝などに発生します。アブラムシ同様に陽当たりや風通しの悪い環境で発生しやすくなります。陽が当たりにくい枝を間引き、風通しを良くするなどの環境改善も重要になります。

市販のスプレータイプの薬剤で「花き」の登録と「カイガラムシ」が対象になっているものを使っていけば退治できます。

またアセフェートやクロアチニジンを含む粒剤を株の周囲に撒くことで予防や退治ができます。

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